私は数年前まで認可保育園で働いていましたが、『転職活動を経て現在は認可外保育園』で働いています。
この記事は、現役保育士である私が『実際に認可保育園から認可外保育園に転職して感じた感想』についての記事です。
これから記載する内容は認可、認可外関係なく『働く保育園の特徴もある』と思いますので、あくまでも現在『私が実際に感じたこととして捉えていただけると幸い』です。
【経験談】認可保育園から認可外保育園へ転職した感想
私は短大を卒業後すぐに認可保育園に就職しました。
その後、紆余曲折がありながら現在の認可外保育園で働いています。
認可保育園から認可外保育園へ転職した理由
一番初めに働いていた認可園では『書類作成』や『行事の製作活動』に追われた結果として、
キャパオーバー気味になってしまい目指していた『子どもに寄り添う保育』ができていませんでした。(私の問題ですが、、、)
私としては、『子どもに寄り添った保育がしたい』と思っていたので転職を決意しました。
そして転職活動はしつつ、ベビーシッターとしてもアルバイトをしていました。
そこのベビーシッターの会社の社員さんと話しているときに何気なく、『子どもに寄り添った保育がしたい』という話をしたところ、今の保育園を紹介してくれて無事採用されました。
今考えるととても運がよかったと思っています!
転職保育園から認可外保育園へ転職した感想
【転職した感想】認可保育園の方が働きやすい
今働いている保育園が小規模というところもあると思うのですが、
『保育士1人あたりに対しての子どもの人数が少ない』ので1人、1人により集中して保育することができています。
認可保育園で働いている時は4歳児12人を1人で保育していましたが、今の認可外保育園では1〜2歳児8人の合同クラスを2人で保育しています。
そのため、私の保育士としての負担が減り働きやすさを感じています。
また、行事も少ないため持ち帰り仕事も減りました!
今の保育園は小規模認可外保育園のため1人、1人の子どもにより寄り添えるので働きやすさを感じています!
【転職した感想】給料がほぼ変わらない
転職する時は、認可園で働く保育士に出ている各種補助がなくなってしまうので給料が減ると思っていましたが、結果的には『ほぼ変わりません』でした。
実際には少し減りましたが、あまり気にならない程度しか変わっていません。
保育士不足や保育士の給料が低い問題があったので全体的に底上げされているんだと思います。
※もしかしたら東京だけかもしれませんが、、、
個人的には給料が変わらないのに働きやすくなったので転職としては成功したと思っています!
【転職した感想】有資格者よりも無資格のパートさんが多い
今働いている園の場合ですが、有資格の保育士と無資格のパートさんの比率は3:7で無資格のパートさんの方が人数が多いです。
そのため、園では重宝されて頼られることが多くなりましたが、その分『責任は重く』なりました。
認可保育園から認可外保育園に転職したメリット・デメリット
認可外保育園で働くメリット
あくまでも、今の認可外保育園で働く私が感じるメリットのため、各園によって差はありますのでご了承下さい。
保育がメイン
繰り返しになりますが、『保育士1人に対する担当する子どもの人数が少ない』ので、1人1人に寄り添った保育をすることができています。
※これは今の勤務先が小規模保育園だからだと思いますが、、、
持ち帰り仕事が少ない
また、書類が少ないので家に持ち帰ってする作業がほぼ無くなりました。それにより『書類作成の時間を行事製作に充てる』ことができます。
保護者が優しい
加えて、認可外保育園の特徴として、保護者の方がほぼ100%優しいです。
※これは学生時代の友人も同じことを言ってました。
なぜなら、認可外保育園に預ける多くが『認可保育園に入れなかった人』だからです。
認可保育園に預けたかったが入れなくて認可外保育園に預けざるを得なかったり、1年待ってようやく入れる保育園を見つけた方など『保育園が当たり前』ではないので多少の敬意を払って頂けてるのだと思っています。
嫌な言い方かも知れませんが、保育園が当たり前だと思っている保護者の方は当たりが強い人もいるのも事実です。
働きながら育児をするお母さんたちは凄く尊敬しています。けど、保育士も1人の人間ですのでそこは理解してほしいと思っています。
認可外保育園で働くデメリット
こちらもあくまで、私が今現在働いて感じていることです。
全ての園で当てはまることではないことをご了承ください。
人数配置が緩い
法的な縛りがないため、保育士資格者1人、他は無資格パートさんだけのシフトの時がたまに生まれます。
そんな日はやはり神経を使います。
ベテランのパートさんでも資格がなければ『責任を取るのは一緒にいた資格保有者』になります。
そのため、そのような日はいつも以上に神経を尖らせて保育しています。
責任が重い
他人の子どもを預からせて頂いているので責任は常に持って働いています。
しかし、認可保育園の場合は資格保有者が多くいるので責任の負担が軽減されています。
認可外保育園は無資格の人でも働け、人数の割合も多いです。
そうすると必然的に1人の保育士の持つ責任が重くなります。
手当がない
この手当は国や地方自治体からのものを指します。
保育士は給料が低いとされているので国からの処遇改善や自治体独自の補助金があります。
しかし、それはあくまで『認可保育園で働く保育士』に対してです。
そのため、認可外保育園で働く保育士には貰えません。
【まとめ】認可保育園から認可外保育園への転職した感想
個人的には縁にも恵まれて転職した結果、働きやすい環境に変わりました。
雑務仕事の負担が減り、より子どもたちに寄り添った保育ができていると思っています。
ただ、認可外保育園では有資格の保育士が少ないと感じています。
そのため、有資格者の保育士は責任がより一層重くなります。
そして、意外と給料は減りませんでした。そもそも、給料が最底辺だったという説もありますが、、、
保育士は資格業務ですので再就職にはあまり苦労しないと思います。
なので今の職場が辛ければ、転職を考えるのもいい手かもしれません。
私のようにいい職場に出会える可能性があります!
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